自作PCで感じた小ネタ

今日は7/7って事で、3900Xを買ってからちょうど一年です。無茶苦茶なOCした時以外は、アプリケーションが落ちたりブルスクが出たりとかも一切なく、PsとLrで写真の編集、3DCAD、VMの並列実行、USB回りなど、至極安定して動いていますよ…ってことで自作PCで感じた小ネタをまとめてみました
上げる直前の一番最後にここを書いてるんですが、これって小型ケースにある程度以上のスペックを詰め込みたいけど、空冷&静音で使うことしか頭にない人が書いた内容だよなー…って感じですね。水冷や巨大なケースを許容出来る人には全く参考にならないかもしれない

パワーリミットをちゃんと設定する

負荷掛けても安定動作させたいならパワーリミットを適切に設定しましょう。M/BのAuto設定だと定格以上に消費電力が突っ込まれます。誤解を恐れず言うと、定格より仕事させるって時点でやってることはオーバークロックと変わらないですよ?欲を言えば自分の使用用途でイラッとこない速さが出る&程々のCPUとVRMの温度&ウルサクない程度のファンの回転数で収められる…みたいな、各自の用途や温度と騒音の許容限度に合わせたパワーリミットの落とし所を探すとベストだと思います
下は例として以前の記事に書いた9900KSの消費電力を縦軸、Cinebench R15のマルチコアのスコアを横軸にしたグラフなんですが、全てAuto設定にしたら定格の電力を無視し、最後の7%の性能を絞り出すために37%も多く電力を突っ込み、その分だけCPUやVRMの発熱も増えるっていう泥沼です。ちなみにintelが無茶なことしてるんじゃなく、M/Bメーカーが原因なので、Auto設定だとRyzenでも同じ傾向で冷やせば冷やしただけ電力をぶち込んで来ます。Webメディアで公開されてるベンチもCPU単体の消費電力が書いてない場合はこの状態で測ってるから、素直に参考にするのは…
高負荷を維持する使い方をするけど最後に絞り出す7%の性能差も取りたいって欲張りさんは…、うーん…、がんばってくださいって感じですかね

上位CPUの方が結果的に冷える

消費電力の多さイコール発熱の多さです。そして同じ65Wで使うのでも9400Fより9900KSの方が全然速いです。9400F程度のパフォーマンスで良いなら9900KSだったら35Wで出せる上にシングル性能も高いんですよ?ちなみに9700K相当の性能でも9900KSなら65W程度で出せるので冷え冷えです。それなので冷却を気にするなら、自身が必要と思うスペックよりも1,2個上のランクで、消費電力が拡大されているものではなく、コア数が多いCPUを買ってパワーリミットをちゃんと設定し、電力を絞って使った方が冷却がラクで良いですね。値段以外の理由で下位のCPUを買う理由は一切ありません。気がついたら買っていた3900Xと3600も同じ傾向ですし、GPUでもそうですね。消費電力を絞った時のベンチマークをもっと詳しく見たい方はこちらをどうぞ。FFベンチとかもやってます

M/Bメーカー謹製ユーティリティは正直微妙

ボクが知らないだけでまともなのもあるのかもしれませんが、基本的にどれも微妙。例外はMSIのAfterburnerくらいなもんだと思う。ABはNVIDIA Inspectorとは違った方向で便利ですよね
どこのとは言わないけど、インストールしてしまうとアイドルの消費電力が20W上がる=発熱が増える上、アンインストールしても消しきれずサービスは残り続け、OS再セットアップが必要になるとかですよ?そんなのをWindows上からUEFI弄れて便利だから使ってねみたいに、涼しい顔して勧められてもさぁ…と。素直にUEFIからやりましょう
同じ理由で、「光るGPUでも、光らせなく設定出来るんだから、設定変えて使えば良いじゃん」みたいな甘言に釣られ、光るGPUを買わない方が良いですね。H/Wで消せるなら問題ないんですが、消灯ツールが必要な場合、それも大体アレな上にM/BとGPUのメーカーが違ったりすると苦労することになります。ちなみにボク最近はこのシリーズのGPUを買ってるんですが、メーカー製ユーティリティが好きじゃないので、パーマセルテープでLEDを隠して使っています

ファンはたくさん取り付けた方が静か

同じ風量を得たいなら、大口径のファンを複数個取り付けた方が静か
例えば35.0dbの音源が2つあったら、合計の音量=10*log(音量1+音量2)と計算するので、35.6dbです。それなので1つのファンをブン回すより複数付けた方が騒音の面では有利です
複数の大口径ファンをゆるっと回すって意味で、ヒートパイプの代わりに冷却水で熱を運び、ヒートシンクの代わりにラジエーターから放熱させ、140mmファンを2個で冷却するって感じの水冷は、巨大なファンを簡単に複数付けられるので結構オススメな気もするんですが、静音って観点だとポンプの音がね…。S15のドリ車みたいなことになってる巨大なDefine nano Sだとポンプの音は全く気にならないけど、NCase M1みたいに小型なせいで騒音筒抜けなケースだと割と気になります。ぁ、でもCPUはハイエンド空冷でも十分だと思うけど、GPUの水冷は圧倒的にオススメです

M/Bは買う前に写真をよく見る

スペックシートは穴が開くほど見るけど、M/Bの各部の配置は割と見落としやすいです。例えばこのM/Bの写真をよくを見て欲しいんですが、あのさぁ…って感じですよ。SATAが横向きはないも同じです
Mini-ITXでもDefine nano Sみたいな裏面配線前提の巨大なケースで使うなら確かに横出しは便利だと思うんですけど、Mini-ITXを使いたいって大体の人は小型のケースを使いたいってことだと思うんですが、最近よく見るA4-SFXみたいな配置のだと使いようがないんですが…
ATX24ピンやSATAとかフロントパネル用のヘッダーの場所は、医龍で手術に臨む前に屋上でイメトレしてる朝田龍太郎先生くらいイメージを膨らませて選んだ方が良いですね。ATXだったらCPUクーラーとGPU用のPCIeにも気をつけた方が良いですね

ASRockはintelでもECC UDIMMが動作する

その辺で売っているメモリだと、non-ECC UDIMMって普通のヤツ以外に、ECC UDIMMとECC RDIMMってのがあり、DDR4の各タイプが全部手元にあったのでせっかくだからintelの9世代とASRock Z390M-ITX/acで試してみました。主にサーバーで使うようなECC RDIMMはレジスタ回路が挟まってて仕組みが全く違うからウンともスンともですが、主にワークステーションで使うようなECC UDIMMだったらECC機能は使えないけど、なにも問題なく動作はします
ASRockは多くのM/Bで「ECC UDIMM メモリモジュールに対応(non-ECCモードで動作)」と書いてあるので、これは想定通りの動作です。ただASUS, GIGA, MSIの辺りはECC UDIMMの記載がなにもないですね、その辺のメーカーでもメモコンは結局CPUの中なので動くとは思うけど、ご丁寧にわざわざ動かなくされてるとか、POST時に一々警告してきてウザいとかって可能性も捨てきれないから、自己責任で試せって感じですかね

ECCメモリをECC機能使わずに使うって、それ意味あるの?って感じかもですが、高さが低いVLPメモリはUDIMM / RDIMMを問わずECCメモリばかりで、non-ECC UDIMMの入手性が悪いから、小型のPCを組みたい人には意味があるんですよ。それなので動作すると書いてくれてるととてもありがたいですね。そんな感じで、intelでVLPメモリを使う可能性がある人は、ECC UDIMM対応してるって書いてくれるASRockがオススメです

各M/Bメーカーの勝手なイメージ

ASUS=高いけど非常に無難、UEFIが縦に長くて嫌い、CPU75度でファン全開。GIGA=リビジョン商法、初代i7で派手にやらかす、Zen以降は頑張ってる。MSI=AMD向けなら割りと買う、ドラゴンは嫌いだからブタさんに戻せ。ASRock=イキった騎士団、メモリが回らない、X99 Taichiは良かったけど今は…、でもM-ITXシリーズはこーゆーのでいーんだよ感が高くて好き。BIOSTAR=未だにPCIを載せてくる変態、最近買ったことない
まぁそんな感じでどこのなら絶対に外さないからここのを買えってのは無いですね。好きなの買えって感じですが、耐久性なんて抽象的で見えないモノに金払っても仕方ないですよ?OCしてメモリとM/Bを焼いた事あるボクとしてもチョークコイルなんて壊れたことないですし、どうなんだろうなーと。ブランドと目先の値段を天秤にかけて選ぶのがよろしいかと思います。でもB550でintel I225-Vを積んでる某社と某社とかは、言ってることを額面通りに受け取って大丈夫なのか色眼鏡で見ちゃうよなぁ…