MacBook Pro16がウチに来た

なんだかんだで毎年新しいMacが生えてきているような気がしなくもないですが、今回のLate2019 MacBook Pro 16インチは奥様のです。モノはCore i9-9880H (8C16T, 2.4GHz, TB時4.8GHz)、Radeon Pro 5500M、メモリ16GB、SSD 1TBっていう吊るしので、モデルナンバーで言うとA2141、型番で言うとMVVM2J/Aってのですね

いきなりまとめ

触らせてもらったらボクもクッソ欲しくなりました…。キーボードちゃんとしてるし、とても速いし、これを触らせてもらった後に自分のEarly2017 MBPに戻ると、急に安っぽく感じるくらいの差があります
ただTDP45Wのモバイル向けZen2が、デスクトップ用でTDP95Wな9700Kと性能で殴り合うレベルで暴れ回っている今、Intel機を買うのはどうなんだろう?って根本的な問題がある気がしなくもない
それなのでどうしてもMacBook Pro 16インチである必要があるって人には胸を張って勧められますが、なんでも良いからコスパが良いのって人にはオススメしないですね。個人的には少々お高めでも良いしOSは何でも良いから、これくらい作り込まれてて使用感の良い筐体にZen2モバイルを載せて欲しい。触った感じがヘニャヘニャだったり、手元が熱くて辛かったり、液晶が残念だったり、入力周りが使いにくかったりしたら、どんだけ速くても使いにくくて嫌になるんですよね

買った理由

普段はスマホとタブレットで十分派な奥様が「パソコンが欲しい」と突然言い出し
ボク「珍しいね、どうした?」
奥様「週何日か在宅勤務することになった」
ボク「PC持って帰ってこれないの?」
奥様「デスクトップだから無理」
ボク「自作機を初期化して使って良いよ、メッチャ速いよ」
奥様「ノートPCが良いの」
ボク「じゃぁ買おう。なにが出来れば足りるの?」
奥様「Office365とG Suiteが使えればなんでも良い」
ボク「なるほど、欲しいの決まってるの?」
奥様「ちょっと調べてみる」
…みたいな流れで、Let’s noteかSurfaceでも欲しがるのかなーなんて思ってましたが、各社のサイトを散々見まくった後に「Macの銀色した大きなのがかわいい」と言い出し、先に上げたMBP16のシルバーがウチに来ました。用途に対して性能が過剰なのは明らかなんですが、足りないのは困るけど過剰な分には問題ないし、楽しそうだし良いんじゃないかな?ってことで止めなかったみたいなそんなアレですかね。やってみたけどmacOSだと微妙って場合はBoot Campを勧めればなにも問題ないですしね

キーボードが良い

ちょっと触らせてもらいましたが、筐体の作りは相変わらず良いですし、ボクが使ってる2017年の15インチモデルに比べてキーボードもとても良くなってますね。MacBookはどれもキーのピッチや配列は使いやすいんですが、16インチ化してシザーキーボードになり、キーストロークが増えてキーのグラつきも減り、キータッチもかなり良くなりましたよ。ペチペチする感じで浅いタッチのバタフライキーボードな15インチと違い、昔のMacBook感があると言うか、よりMagic keyboardに近いというか、そんな感じです。キーボードは各自で好みが別れると思うけどボクはこっちの方が好きですね
タッチバー?最初はブーブー言ってましたが、今やファンクションキーを使わない事に慣れてしまいましたし、あれば便利だとは思うけど無いならないでも仕方がないかな…。でもHHKBみたいにfnと数字でファンクションキーになれば良いのにとは今でも思ってます

ベンチマーク

CPUが速い

適当にベンチマークして手近なMacと比べてみました。ベンチのスクショはこのMBP16の分は一番下で、他のMacは過去記事のモノなので環境を揃えていません。参考程度に…って感じです
MBP16はTDP45WのCPUなんですが、TDP65WのCore i7-8700Bを積んだMac miniより速いや…。Late2013 MacProなんかも相手になりませんし、CPUに関しては何も問題ないと思う。ただガンガンに負荷をかけ続けると静かではないなぁ。手元の熱さは充電中じゃなければそれほどでもないので、やっぱりファンの音が惜しいですね。連続して負荷をかけるのには向いてないとけど、温度が天井に張り付かないような瞬間的な負荷じゃ引っかかりが全くないから快適って、ボクが好きな方向ではないけどとても贅沢だと思う。9900KSで遊んだときみたいに、PL1, PL2, Tauを好みにイジって適当にTDPを制限し、ファンの音が気にならない温度で発熱と冷却が平衡するような設定とか出来るならボクも欲しいなぁ…なんて思いました。少々のパフォーマンスよりも負荷をかけても発熱が穏やかで音が静かな方が嬉しいんですがねー。それともファンがガンガン回る作業をする時はAirPods Proをつけとけってことなんですかね?それなら確かに理には適ってるな。そういうことなのかこれは?

RAWの書き出しも速い

以前Mac miniRyzen 9 3900Xで行ったのと同じ、Z7の4,575万画素のRAW 70枚をLrでJpegに書き出すのに掛かった時間ですね。一言で言ってしまえば数分間全コアに負荷の掛かるCPUベンチです。負荷が掛かり続けるので冷却系が良くないと発熱を抑えるために周波数が落ちて処理速度が下がるから、Cinebench R15のスコアの上下関係と逆転したりとかします。詳しくはこちらをどうぞ。ぁ、ちなみに低画素機をお使いでしたらどのMacでもあっという間なのでご安心ください。そして一番遅いMBP15でも読み込み時にプレビューを生成しちゃえば編集自体は快適なので問題ないかと思います
MBP16は冷却系が弱いせいでMac miniと逆転しています。でも今から買うならMac miniにeGPUよりMBP16がオススメかと思いますよ。熱を持ってもこの程度しか落ちないなら、ノートPCの取り回しの方がメリットがあるかと思います。あと新しいMBP16に採用されるだろう10世代のTDP45Wシリーズも発表になりましたが、コア数やプロセスルールは据え置きでクロック微増、メモリがDDR4-2933まで、Wi-Fi6内蔵って程度にとどまっていますし、待っていても大差ないかと思います。もっと速いのが安価に欲しいならZen2ですね。デスクトップでも良いなら3900Xは今でもお買い得だと思いますよ

GPUも速い

せっかく手元にあるのでBlackmagic eGPUのRadeon Pro 580とdGPUの5500MのGPU性能も比べてみました。DELLのU3219QっていうUSB-C接続の32インチ4Kディスプレイに、eGPU経由で繋いだ場合と、MBP16から直に繋いだ場合でベンチマークしています。ベンチのスクショは一番下をどうぞ
一昔前のRadeon Pro 580でもモバイル用な5500Mよりは流石に速いですね。ただBlackmagic eGPUを繋ぐメリットは動画のエンコードとかでGPUに負荷をかけ続けても静かって程度だと思いますよ。使うアプリケーションによってはdGPUやeGPUとiGPU間での差はあると思うけど、元々そこそこ速いところから、より高性能なGPUにしても特別速くなるってほどの差はないですし、今やディスプレイからでもUSB-Cで給電出来るのでUSB PD目的ってのも違いますしね。オレの使うアプリケーションならGPUの差がリニアに出るから5500MのMBP16にeGPUを付けたいっていうなら、VEGA64とかRadeon7にでもしないと意味は薄いとは思います

eGPUにも意味はある

dGPUを使うとすぐ熱で垂れてしまいます
CinebenchR15でここを選びdGPUのベンチ→CPUのベンチと連続で動作させるって程度のことですら冷却が追いつかず、次のCPUベンチのスコアが1割ほど落ちます。そして少なくともeGPUだとこの程度では熱で垂れません。順に掛けるだけでもこれなので、CPUとdGPUに同時に負荷を掛け続けるような使い方はパフォーマンスが欲しい場合には微妙だと思いますね。GPUはeGPUで別系統の冷却系を使い、本体内の冷却系でCPUを冷やす方が持続的なパフォーマンスは出ると思います
自宅でも職場でもボクが居座るところにはeGPUと外部ディスプレイが用意してあるので、持ち運びしやすい13インチで冷却系を強化してこのCPUを積んでくれたら嬉しいのになぁ…と

ベンチマークのスクリーンショット

MBP16

Cinebench R15, Geekbench4 CPU, Metal, OpenCL

Blackmagic eGPU接続時

Cinebench R15, Geekbench4 CPU, Metal, OpenCL