Ryzen 9 3900Xの発熱を抑えてみた

良いおもちゃを手に入れたぞ…ってことで今日もイジリまわしてます。今日はCPU電圧オフセットで発熱を抑えてみました。これでやりたいことは一通りやってみたのですが、Zen2対応AGESAや正式版UEFI、ITXのX570発売とかでもまた遊べますし、なんか楽しくて仕方がない。3900Xを買ってよかった…と心から思いますね
CPU以外の環境はこの辺でご覧になってください。それとメモリは色々試しましたけど、今の所は定格(?)のDDR4-3200 CL14-14-14-34で使っています

CPU電圧オフセットで発熱を抑えてみた

ボク的には面白い結果だった
勢い余って3900Xを買ったけど、小型の窒息ケースに突っ込んだら熱くて熱くて熱すぎるぜ…って方は、ぜひとも電圧オフセットを試してみてください。ただボクの使っているM/BはMSI B450I GAMING PLUS ACなんですが、M/BによってCPU電圧オフセット時の挙動が違うかもしれないので、各自で試してみると良いかと思います

CPUの電圧オフセットが面白い

実用環境を探ろう…ってことで、Cool`n Quietとか色々入れ、CPUコア電圧のオフセットをイジったりしていたときに気がついたのですが、下のスクショを見て「ん??」ってなりませんか?タスクマネージャーを見ながらCinebench R15を実行し終わった時のスクショなんですが、普通ならスコアが3,000cbを余裕で超えてるハズなのに、妙に値が低くないですかね?そしてタスクマネージャーのグラフをよーく見てみると、24スレ中4スレしか最大まで負荷が掛かっていなくて、CPUを使い切ろうとしないんですね
ボクの使っているM/BはTDP制限みたいな項目がないんですけど、CPUコア電圧のオフセットを使えば、実質的にTDPを制限みたいになるんじゃね?電圧を上げることはあっても下げたことなかったし、そういやGPUもNVIDIAのMAX-Qが出たときに、最後の1割の性能を絞り出そうとするとアチアチになる、そこをやらずに9割り程度の性能で使えばヒエヒエとかそんなこと言ってたよなぁ…ってことで試してみました

測定方法と結果

CPUコア電圧オフセットを-0.050V刻みで下げ、HWiNFO64でログを取りながら、約30分ほどCPU-Zのストレステストで適当に負荷を掛けるっていうのを行ってみました。お手軽だからCPU-Zのストレステストを使ってみたのですが、0.00V時の値を見る限りタスクマネージャーもログでも全コア100%張り付きなので、上手く負荷掛かっていましたし、お手軽だからチェック程度に使うならこれで良いのかもしれませんね。ちなみに-0.300Vまで設定出来るのですが、-0.250Vと-0.300VではPCが起動しなくて、久しぶりにCMOSクリアを使いました
結果をまとめるとこんな感じ。Cinebench R15は0.00V, -0.05V, -0.10V, -0.15V, -0.20Vです。周波数以下の値はストレステストを実行し、負荷を掛け始めて1分後から掛け終わる終了1分前の平均を読んでます。それと周波数とコア電圧は12コア分の値が出るのでそれを平均した値を使っています。あと消費電力はCPU単体の値ですね
-0.15や-0.20は冷えるのは良いけどベンチマークが1割以上落ちるのは流石に…なんて思ったのですが、ググってみると3700XのCinebench R15が2,100cb程度らしいので-0.15Vや-0.20Vでも全然速いですし、下げれば下げるほど下表一番下のcb/W…要するに1W辺りのCinbench R15のスコア…は上昇するので、ピーク性能を狙っている訳じゃないなら、悪い選択ではないどころか、むしろ下げて使った方が良いんじゃないかとすら思います

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温度

エアコンを掛けてて室温は手元の温度計で25.0度でした
各オフセット時の温度の推移なのですが、これは実質的にTDP制限と同じですね
定格だとボクの環境では冷やしきれてなくて天井にくっついちゃっていますね…。逆に-0.05Vもオフセットしてやれば天井には付かない程度に冷やせます。そしてCinebench R15を0.00Vと同じ値を保ったまま86.2度で収まる-0.10Vは優秀だと思う

ソフト読みのCPU消費電力

これは良い感じに使い分け出来そうですね
CPUが電力を消費している=仕事に使っている=熱が出るって感じで見てみてください。一番上の0.00Vはサーマルスロットリングしていまっていますが、他の4つはいい感じにTDP制限が掛けられた状態になってませんか?ボクの用途的には2600でもオーバースペックで、むしろA4-SFXに3900Xが入ってるから意味があるし、回して遊ぶ時だけサイドパネルを開けて扇風機で風を当てれば十分って使い方なので、OFFSETを使わない手はないですね。とりあえず-0.10で様子を見てみようと思います
でも良さげなCPUクーラーがあれば買いたいです。Alpenfohn Black Ridgeは初期物はヒートパイプに不具合があって冷えないってのは知っているんですけど、その後どうなったのかが気になる。Noctuaがあんな感じのを出してくれないかなぁ…

電圧

-0.20Vの方が電圧が高いです。これは単にタスクマネージャーを見てわかるように負荷を掛けきってないから温度が下がる→電圧上げられるから上げとこうって感じなんだと思います

電流

参考までに消費電流もグラフに起こしてみたのですが、これが驚異的に見にくい。使われているのを殆ど見ない理由がわかりますね…。ただ色味でどれが上でどれが下かの雰囲気でも掴んでもらえれば…ってことで一応上げておきます

周波数

ほぼ差はないですが、周波数は-0.20Vの方が周波数が高いです。理由は電圧と同じだと思いますよ。周波数が高い=なにかを高速で処理しているわけではないってことです。空吹かしとギアが入ってるかどうかの違いですね