Late2018 Mac miniは速いぞ

普通のMacが欲しい

6月にはMacを更新したいなーなんて思ってるボクです。AMDがRyzenでintelのケツを引っ叩いてくれたおかげで、Meltdownは未解決とは言え、最近のCPUはまた速くなってますし、D850とZ7は写りが素晴らしいんですが、RAWがデカすぎて扱いに疲れるので、やっぱ速いMacが欲しいんです
理想としてはmini-ITXの自作機のサイズ感で、オンボのSSDとは別に2.5インチベイが2つ空いてて、TDP95W程度のCPUとAMDのVega64/56の辺りを大型ヒートシンクと大口径の静かなファンで冷やすみたいな、静かでそこそこなパフォーマンスのシンプルな普通のMacに期待してますが、Proがモジュラー式になるとか言ってますし、そんなのは期待薄なんですかね?普通のMacを使いたければOSをクラックしろってのは辛い…とグダグダ言っていたら、9900K積んでる裏山けしからんiMac5K 27インチを買った友人が、Late2018 Mac miniを売る前に数日試してみない?ってことで売るための初期化するのを条件に貸してくれたのでお試し中です

スペック

モノはCore i7-8700B, DDR4 32GB, SSD 512GB, 1GbEって感じのですね。スペックはバッチリだと思う。やっとMac miniにMBP15より高いTDPのCPUを積んでくれましたよ。Late2014 miniはその前のLate2012 miniより遅くてAppleTVに毛が生えたのって程度の感想でしたが、i7-8700Bを積んだLate2018 miniは高速です
CTO内容はボクが買うなら将来を見越して10GbEにしたかもですが、10GbEはTB3でもシンプルに増設出来るので、そこの選択は好みの問題ですかね。あとSSDが512GBなのも良いんじゃないでしょうか?OSとアプリとデータをチョロっと入れるなら余裕がありますね。データを全部入れるとなると2TBにしても全然足りないからデータ用のSSDを別途使うことになりますし、ボクにはちょうど良いサイズです
あとメモリは友人がどこだかのショップで32GBに交換してて、純正の8GBに戻すのもついでに頼まれてるので、両方の環境ででイジってみたのですが、8GBに戻してからでもクラウド同期関係のアプリを動かしながらLrCCCを使ってても、メモリプレッシャーが緑を維持しているので使えないことはないんじゃない?ってラインかなー。スワップは発生してますが、目立って遅くなることはないです。でもiGPUにメモリを割かれる上に、最近のmacOSはメモリをあればあるだけ使うように作られてるので何GBあれば足りるって言うのは難しいですが、わざわざ高性能なCPUを積んだデスクトップ機を買うってことは、大画面液晶を繋いで重たい作業や並列作業をさせたいから買うんでしょうし、そう使うには最低16GBはあった方が良いと思う。サブノートなら8GBで良いと思いますがね。そして下の感想は32GBの状態で触ったものです

触ってみた感じ

4Kモニターでも問題なし

U3219QっていうDELLの31.5インチ4KモニターのUSB-CにLate2018 Mac miniのTB3から繋いで、疑似解像度を2,560×1,440で使っているのですが、メモリ8GBの状態のiGPU UHD630でも特にカクツクとかなく、4K60Hzで快適に使えますよ。疑似解像度が1920×1080しか選択できずに4K30Hzしか出なかったLate2014 Mac miniとは雲泥の差です
ちなみにUSB-Cで繋ぐとモニター側のUSBはそれだけで使えます。別途USBケーブルを繋がないで良いのはラクですね

動作は速い

毎日動画を書き出すとかじゃないなら十分です
LrCCCの現像モジュールでの編集も2017年モデルのMBP15よりサクサクですし、PsもCamera Rawでフィルター掛けるのだとdGPUの有無では全く差が出ません。ボクがやる範囲でdGPUが欲しいなぁ…って思うのはPsのスマートシャープだけですね。スマートシャープはdGPUの有無が体感できるくらい大きいんですよ。GTX1060とRTX2070でゲームのフレームレートが倍違うから明確に体感出来るのに、スマートシャープでは差がわからないって感じなので、なにかしらのdGPUがあった方が捗る作業ではあるんですがね
あとMacでdGPUが必要って聞くと動画かな?って感じですが、Core i7-8700BならソフトエンコでもFHD動画の切り貼りとテロップ挿入に露出をイジった程度ならイラッと来ない程度の速度なので、毎日何本も動画を書き出すとか、4K動画にフィルター掛けまくってガッツリ編集するとかじゃないならdGPUは不要だと思う。あと動画と言えばT2チップでHEVC(H.265)のハードウェアエンコード出来るってことで試してみたら、ソフトエンコに比べて4倍程度速いけど、出力されたファイルサイズは3倍ほどなんですが…。やり方は何度も確認したから合ってると思うんですけども、これ本来の動作なんですかね?そうなんだったら実用的とは言えないよなぁ

ベンチマーク

ベンチマークもやってみました。LrCCCの書き出し時間はメモリ32GBのみですが、他は8GBでも行っています

いつものベンチマークたち

スクショはそれぞれCinebench R15.0.38の32GB8GB、Geekbench4.3.2の32GB8GB。それぞれ3回ずつ実行してマルチコアの値が真ん中のものを採用しています。環境が違うのを無理やり比べているので、下表の比較は参考程度に留めてほしいのですが、CPUは体感でも速いですよ。あとGeekbench4はメモリの容量で値も結構違うんですね。8GBを2枚の16GBだと、32GBの値になるのか32GBと8GBの中間の値になるのかはちょっと興味があるかな

AmorphousDiskMark

メモリ32GBと8GBで500MiBを5回でテストしてます。下の画像は32GBですが、8GBの結果で明確な違いは出ないですね
ストレージは例によって容量で書き込み速度が違うらしいですよ。でも容量ごとの速度の違いを体感出来るかは…どうなんですかね?ボクがやる作業だとSATA SSDの約500MB/sとMVNe SSDの3.7GB/sで違いを体感出来たのは、速い方のドライブ同士での巨大なデータのコピー時と、単一ドライブから仮想マシンを複数実行したときとかその程度ですし、速度を目的に容量を盛るのはオススメしないです。単に必要な容量で決めるのが良いですね。CFexpressからの読み込みでどうなんだろうなーってラインだと思う。Z7とD850のファームアップがとても楽しみ

LrCCCでの書き出し時間

LrCCC8.1でRAWを書き出す時間のテストも行ってみました。それとLate2018 Mac miniは32GBで行っています
計測方法は書き出しボタンを押してからここに作業完了って出るまでの時間をストップウォッチで3回ずつ図り、時間はコンマ以下を切り捨てて平均を出しています。Mac miniの構成はこれ、MBP15はこれMacProはこれです。進行を表示するバーとにらめっこしながら計測したんですが、終了のタイミングもわかりやすく、測定値もほぼバラつかなかったので再現性があって誤差もほぼない…と思いたい。dGPUだけでなくiGPUでもGPUでの支援を設定の有効/無効を設定出来るので、それぞれ測定してみたのですが、結果を見ると書き出しにGPUは関係ないですね。Lr6の頃に現時点では現像モジュールのみGPU支援が有効になり…とか言ってましたが、今でも書き出しには関係ないみたいです。それなので5分ほど掛かり良い感じに負荷も掛かるCPUベンチっていう感じですね。ちなみにMacProで実行中のスクショでこんな感じ。良い感じに負荷が掛かってます。それとテスト用のRAWファイルは内蔵ストレージに置いて実行しましたが、外付けSSDに置いても目立った差は出ませんでした

テストに使ったRAWファイルはZ7で撮影した4,575万画素のRAWを70枚。現像設定はWBは全て昼天にして露光量は自動補正、ピクチャースタイルはAdobeスタンダード、トーンカーブをコントラスト(中)、シャープとノイズ軽減をそれぞれテキトーに掛け、レンズ補正も全部適応っていうテスト用に用意したモノです。書き出しの設定は解像度は長辺2,560と品質を80にしただけで他は標準ですね
結果を見ると、L2018 Mac miniは優秀なんじゃないかと。もうLate2013 MacProを選択する理由は特にないですね。編集でも特に引っかかるとかないし、iMacと違い液晶も好きに選べますし、写真を処理するには適してると思う。ただMBP15ほどじゃないけど音は気になるかな?低い音なのであまり耳にはつかないのですが、Late2013 MacProはdGPUを使いまくる動画の書き出し以外では音はほぼ変わりませんしね。補足しておくと1,625万画素のDfのRAW→Jpegなら同じ条件で70枚をやっても1分掛からずに終わります。Z7の巨大なRAWだからこれだけ時間が掛かってるってだけです。高画素数のカメラ使う場合はハイパワーなPCが欲しいですね
そして思ったより時間が掛かって疲れたのでXeon E5-2670v3とかRyzen 5 2600とかCore i7-8750Hで測定する余力は残念ながらありません

まとめ

セット・トップ・ボックスみたいなシンプルな小型PCなのに、高速なのは良いですね。あとMac miniはモニターのVESAマウントに背負わせるのを使えば机の下に固定するのが簡単なのも個人的にはポイント高いんですよ。ただファンの音がなぁ…と、そこですね。ファンが回らないような軽い作業に使うなら、そもそもノートとかタブレットで良いんじゃないかって気もしますし、ボクがやる作業って大体ファンがうるさいんですよね…。倍のサイズになってもいいからLate2013 MacProくらいの音にしてもらえないかなぁ…と
あと買うとしたら悩むのはCTOの内容。i7-8700Bは一択でストレージは各自必要な量で良いし、1GbEと10GbEは目先の11,000円(税別)を取るか将来性を取るか各自の好み…って感じで、ここまではあっさり決まると思うけど、迷うのはメモリですよ。メモリは16GB以上にするのがオススメですが、純正で盛る場合だと8GBから16GBへのたった8GB追加なのに+22,000円(税別)も取られるんですよね。DDR4-2666のSO-DIMMなら16GBを2枚の32GB買っても20,000円程度なんですが…。軽く計算してみるとこんな感じなんですけど、御布施としても高すぎやしないですか?ボクは32GBから8GBへ戻すために開封しましたが、Late2012 Mac miniの上段のストレージ交換よりは、今回のminiのメモリ交換の方がラクだと思いましたけど、その辺は人それぞれですしね。それと友人が使ってた16GB 2枚はTeamってことろのhynixチップのメモリでしたよ。17,800円だったらしい、安すぎだろ…。でもCare付けて開封せず使うって方向も良いですし、これは悩みどころだなぁ