オラシオンの戦績


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宮本輝先生の優駿のオラシオンってどんな戦績だったっけ?と思うもググってもイマイチ出てこなかったので昔のブログにあったのを復活させておきました
ワグネリアンがワグ+ネリアンだから和具社長の持ち馬かな?和具社長は練りあんが好きなんだなって好意的に解釈するくらい好きですよ、西山メジロシンボリ荻伏がブイブイ言わせてた頃から社台ファームが競馬界を席巻すると予想する先見性があったりとかも面白いですよね

優駿は新潮で1982〜1986年に連載されてるのですが、オラシオンの出場する阪神三歳ステークスにグレード・ワンと言う表記があるので、グレード制が導入された1984年…シンボリルドルフが三冠を取った年…以降に現2歳/旧3歳でデビューですね
それなので連載の始まった1982年生まれで1985年にクラシックに出る世代…シリウスシンボリやミホシンザンの世代…だったってことにして仮の日程を入れると上みたいな感じになります、着差ははっきり書かれていないことがあるのでそういうレースには「?」と付けています

これ強すぎますよね
初戦負けてますけど競馬を教えるためのヤラズで、中一週で2度目の新馬戦…当時は同一開催内なら複数回新馬戦に出れた…は勝ちに行ったレースです
作品は日本ダービーで終わってしまうのですが、1983年のミスターシービー、1984年のシンボリルドルフ、1985年のオラシオンって感じで三年連続の三冠馬の誕生を疑わないレベル、ミスターシービーが1985年の春に怪我してなかったら史実よりも35年前の1985年の有馬記念が三冠馬三頭揃い踏みのレースでしたよ

あと劇外の話しなんですけど、小説のオラシオンと映画でオラシオンを演じたメリーナイスの対比も話しのオチとしてとても良いですね
祈りなんていう人間様の身勝手なものを背負わされて走り、ダービーでは早く追い出さざるを得なくなりゴール直前でウチにヨレて長い長い審議から勝つオラシオン、片やメリーナイスは四白流星に栗毛っていう文句のつけようがないルックスな上、ダービーではダービーポジションからスルッと行って歴史に残る6馬身差圧勝し、サクラスターオーを筆頭にクラシックの有力馬に悲運が続いた世代なのに天寿を全う出来たのがまた味があってよいですね